名工家の取り組み

名工家が目指すのは、職人さんとの新たなパートナリング

木の良さを最大限に活かした住宅を造るには、良質な木材と卓越した技能が不可欠です。

木材に関しては、近年様々な産地から、きちんと品質管理され安心して使用できるものが供給されるようになってきました。しかし、現場で施工する職人さんの高齢化と若い職人さんの不足は、いっそう深刻な問題となってきています。

そこで「名工家」では、メンバー工務店と職人さん(大工・専門工事業者)とのパートナリングによる競争力ある家づくり、継続的な人材の育成等を行う仕組みづくりを目指し、様々な取り組みをスタートさせています。

パートナリングの鍵となる、「共通化」の取り組み

「名工家」のメンバーが最初に取り組んだのは、工務店の基盤とも言える住宅生産部分についての共通化(情報の共有、書式の統一等)でした。

協力業者の統一書式化イメージ

例えば、家づくりの現場において、お客様の満足度を高めることは競争力確保の基本です。「名工家」では、専門工事業者の皆様にそのことを改めて意識してもらうため、「協力業者統一約款」を作成し、施工品質管理意識の向上、協力業者のスキルアップを図っています。

こうした書式の統一化は、次なるステップである専門工事業者の共同化に向けた取り組みにもなっています。

地域の木造住宅生産を支える職人集団として

協力業者の統一書式化イメージ

専門工事業者の共同化により、様々な展開が可能となります。専門工事業者の工務店間での融通ができるようになり、受注エリアが広域化せざるを得ない現場でもこれまで通りの仕事を行うことができます。また万が一工務店の一社が倒産などで事業継続が不可能になった場合も、システムの共通化がなされていれば、他の工務店がスムーズに引き継ぐことができます。

協力業者の統一書式化イメージ

さらに、4社合同スタッフ会議による相互工事チェック(他社パトロール)などの研修活動、予防是正処置(ダメチェック)知識ベースの共同運用などの取り組みを通して、地域木造住宅の生産集団としての能力向上を継続的に行うことが可能となります。

これらの仕組みづくりに向けて、「名工家」プロジェクトは現在も進行中です。

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